おうち起業を40年つづけている母が大切にしていること5選!
わたしの母はおうち起業、ママ起業、おうちサロンという言葉が流行るずっと前から「自分の好きなことを仕事に」してきた人です。昭和21年生まれの母は戦後すぐにうまれ、水道も完備されていなかった時代に育ったので蛇口から水がでることに驚いたことがあったそうです。
そんな母はファションが好きということをつら抜き、専門学校をでたあと住み込みではたらき自分のお客様もつくようになりました。結婚後はおうちで服をつくる先生をはじめ、市からの依頼で講師を20年ほどしていたこともあります。
また、オーダーメイドの服作りをメインに一人一人に合わせた洋服やファッションショー、展示販売など行い大好きなことを仕事にしてきた人です。
そして好きなことを仕事にして、約40年続けてこれている理由を5つご紹介します。
1.おうち起業の大切なマインドは自らお得様になるということ
2024年令和の米騒動といわれるほど、今お米がすぐに買えなくなってきてます。1993年にも平成の米騒動があったのを覚えている人もいると思いますが、そのときわたしの家ではお米がなくなることもありませんでした。そして、令和のいまも家からお米がなくなることはありません。
これがなぜ起業と関係するのかというと、取引先とのお付き合いを大切にしているからなのです。
母は気に入った人とのお付き合いを大切にしていました。いつもの場所で仕入れ、いつもの人に仕事をお願いし、いつもの人と遊びにいく。一度決めたらほかにブレないのです。
だから、いつものお米屋さんにお米とお酒の宅配をたのんでいました。わたしも子どもの頃、毎月きてくれるおじさんとは顔馴染みになっていました。
お米屋さんにとっては必ず購入してくれるお客様で長年つづけてくださるお得意様だったのでしょう。ですので、米騒動がおきても優先的に在庫においてあるお米をわけてくださったのです。
ピンチのとき、なにかあったとき。
やはり最後は情があるのだと感じました。今まで買いつづけてくださった人に優先したいという気持ちは誰にでもはたらいてしまうのですね。
安いからというだけで、あちこち色んなところで購入するのではなく取引先を大切にしてきたからこそ、自分にもお得様ができてくるのです。
自分の損得だけではなく、人とのお付き合いを大事にしてきたからこそピンチのときも救われる人になっていくのです。
2.身内に一番お金をつかう
子どもの頃には気づかなかったことですが、わたしが大人になってから気づいた意外なことが身内に一番お金をつかうということでした。身内といっても自分ではなく、親戚や仲の良いお客様になります。
ある日、電気屋をしている親戚にエアコンの取り付けをお願いした日。
エアコンの購入、取り付け代、食事代、ふつうに他の業者に依頼したほうが安くつくような金額を渡していました。
そしてあとから、わたしにこう言ったのです。
「ふだん、お客様から値切られて安くしてあげてるはずだから多く払ってあげるの。その方が嬉しいでしょ。」
と。
そのときは子どもだったのでよく理解はしていなかったのですが、この言葉はなぜか心に残っているのです。
他にも、お客様の展示会やイベントがあれば少しでも行って、その人の作品を購入してきます。
正直、義理でいってたこともあると思いますが、いつも「素敵だった!」と感動して帰ってくるのでした。
友達割引、紹介割引、メンバー割引、など仲がよくなればなるほど、安くしてもらえる、安くしてもらって当然と思いがちですが、それは受け身であってお客様意識になっているときです。
起業家目線では常に与える意識が自然にできているのです。
すぐに意識をかえれなかったとしても、少しずつ与える側の行動をしていると自然とお客様からも愛されるようになってくるのしょう。
3.おうち起業つづけるには人に頼ること
わたしの母は服をつくる以外のことはやらないし、頑張ってみようともしません。
学校用のかばんくらい作ってくれたらいいのに・・・と、わたしは不満をもっていましたが、母は「かばん作りは好きじゃないの!」といってやってみようとしたこともありません。
機械関係も苦手で取扱説明書をよんで説明するのはいつもわたしの役目でした。読めばわかるのになんで読まないのだろうと思っていましたが、好きじゃないことはやらない。できる人に頼むことをすんなりできていたのです。
そのかわり、「ありがとう!助かったわ!」と笑顔でいわれたらしてあげた方もつい嬉しくなっちゃいます。自分の苦手なことはすぐに人に頼って、ありがとうを伝える。
すると、自分も相手もハッピーになるという好循環をうみだせることを計算ではなく感覚でわかっていたのでしょう。
現在のおうち起業といえば、WEBを利用するのは必須といっていいくらいインターネットでの集客やレッスン、事務手続きなどもすべてオンラインでできてしまいます。
ですので、パソコンが苦手な人やオンラインが苦手な人は、自分ができるところはして苦手なところは人にたよることで本業に集中して収入につながっていくのですね。
4.ママ起業だからこそ早起き!
経営者は早起きな人が多いと聞いたことはありますか?
壱番屋(カレーハウスCoCo壱番屋)の創業者宗次徳二は、「早起きは3億の得、超早起きは30億の得」という言葉をのこされているほど、朝4時起きを習慣にしていたそうです。
作家の村上春樹も朝4時におきて毎日徹底した規則正しい生活を送り走ることを習慣にしていました。
ほかにもスターバックス創業者のハワード・シュルツは4時半、Twitter創業者のジャック・ドーシーは5時半起きを習慣にしていました。
実はわたしも今、4時に目を覚まし瞑想をしています。
まだ習慣にはなっていなくてそのまま二度寝してしまうこともありますが・・・
瞑想をして幸せな気分でその日の1日がはじまると、「あ、これしてみよう!」と良いアイデアが浮かんだり、忘れていたことを思い出したり、インスピレーションをたくさん受けるのです。
それに午前中の時間の流れはゆっくりしているように感じます。
だから早起きできたときは同じ1時間だとしても、仕事や家事がいつもよりはかどるんです。
そういえば、わたしの母も毎朝4時起きを数十年つづけています。
しかも目覚ましを1回もつかわずに!うちには目覚まし時計がなかったのですが、自然と目を覚ますから大丈夫なんだと言ってました。
朝4時におきて、家事をすましたあと有名な経営者のように仕事をしていた母のことを今になってすごいことだと感じるようになりました。
5.仕事にとりかかるスピードもとにかく早い!
実は、そんな母のことをわたしは子どもの頃、とても嫌いでした。
朝から掃除して、仕事して、大切な話しまでしてくる毎日に「もっと、ゆっくりさせてほしい」と思っていました。
わたしのリズムと合わない。
なんで朝からそんなに動けるんだろうと不思議なくらいだったのです。
朝7時くらいにわたしが起きると、すでに「今日の仕事おわったわ!」と言うのですから起きてうだうだする間もなく家事と仕事をしていたのだと思います。
しかし、それを苦痛そうにしている日はまったくありませんでした。
なんでもすぐに終わらせて、午後からはゆっくり休むときもあります。
ある日、わたしが「ボタンがとれちゃった。」とつけてもらう事を頼んだとき、休んでいてもすぐに取り掛かってくれました。
「ズボンの裾上げをしてほしい。」「スカートのウエストを広げてほしい」と夜に言いだしたとしても、たいていご飯をたべてる間にサクッとおわらせ「今、やっておいたよ!」とポンと差し出してくるんです。
これは、本当に毎回そうで。
まだまだ急がないしいつでもいいよ、といったものも、ほとんどその日のうちに仕上げてくれます。
この早さは70歳後半の今でも変わらず仕上げるスピード感には真似できないほどです。
今までに母がボソッと言った心に残っている一言があるのですが。
それは、
「早くしたら次の依頼がはいってくるのよ!」
という言葉。
確かにそれは本当で、上から神様がみているかのように1つ仕上げたと思ったら次の依頼がやってくるのです。
たぶん、ゆっくりしていたら、次の依頼もゆっくりきて、その1日1日の積み重ねが大きくなっていくのでしょう。
おうち起業であったとしても、有名な経営者と基本的な考え方は同じなのですね。
まとめ
現在70代後半の母が好きなことを仕事にして、約40年続けてこれている理由は次の5つです。
- おうち起業の大切なマインドは自らお得様になるということ
- 身内に一番お金をつかう
- おうち起業つづけるには人に頼ること
- ママ起業だからこそ早起き!
- とりかかるスピードもとにかく早い!
ぜひ、良い習慣をみにつけて自分の好きなことを仕事にして、理想の暮らしを手にいれてくださいね。
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